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ソーラーシェアリング普及を後押し、神奈川県が事業支援サービスの運用開始

投稿日:2019-01-10
神奈川県は、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、営農を続けながら太陽光発電を行うことができるソーラーシェアリング(営農型発電)の普及促進を図っている。2018年12月からこの取り組みの一環となる「ソーラーシェアリングバンク」の運用を開始した。

神奈川県は、再生可能エネルギーの導入拡大に向け、営農を続けながら太陽光発電を行うことができるソーラーシェアリング(営農型発電)の普及促進を図っている。2018年12月からこの取り組みの一環となる「ソーラーシェアリングバンク」の運用を開始した。

 かながわソーラーシェアリングバンクは、ソーラーシェアリングの導入を検討している人の支援を目的としたサービス。県がソーラーシェアリング事業の支援に関するワンストップサービスを提供する民間事業者を登録・公表することで、農家などソーラーシェアリング事業を検討するユーザーが、事業に取り組みやすくする狙いだ。

 登録する民間事業者は公募で決めることとなっており、今回は2018年10月19日~11月16日に実施した初回公募で、応募があった8事業者のプランを登録した。

 登録したのは、HSK(神奈川県横須賀市)、パシフィック・コースト・インダストリー(川崎市)、Looop(東京都文京区)、横浜環境デザイン(横浜市)、カズテクニカ(相模原市)、サンエイエコホーム(神奈川県藤沢市)、イージーパワー(東京都新宿区)、ハイパーエナジー(藤沢市)の8事業者のプラン。同バンクのWebサイトでは、各事業者のプランをまとめて公表している。

 具体的には、「国への事業計画認定申請の支援」「電力会社との系統連系協議の支援」「農地一時転用許可申請の支援」「ソーラーシェアリング導入後の国および農業委員会への各種報告作成の支援」。その他支援として「栽培に適している作物や栽培方法などの提案」「発電した電力の自家消費モデルの提案」「融資制度の紹介」「土壌調査および測量」「発電設備の設計・設置工事など」「ソーラーシェアリング導入後の発電設備などのメンテナンス」などがある。

 この他、代表事業者名とその連絡先、導入に必要な手続きなどの支援を受けた上で、低圧の太陽光発電設備のソーラーシェアリングを導入した場合の標準的な費用なども公表している。なお、問い合わせや利用申し込みをする場合は、代表事業者に直接連絡となる。また、ソーラーシェアリングに関する各種相談の受け付けや導入に必要な現地調査、見積書の作成は無料となっている。

 神奈川県ではかながわソーラーシェアリングバンクの登録プランなどについて、県のさまざまな広報媒体を活用して、周知を図る方針だ。