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傾斜地における架台設計の注意点

投稿日:2022-02-21

1. 敷地内の地盤の勾配が同一でない場合、アレイのバリエーションが多くなりやすいた め、全ての架台構成についての安全性を確認する。
2. 杭基礎の突出高さでアレイのレベル調整を行う場合、架構モデルの支点(支柱の下端) の拘束を適切に評価したうえで各部材の応力計算を行う。
3. アレイ面が南北方向だけでなく東西方向にも傾斜している場合、東西方向への風圧荷 重や積雪荷重が大きくなるため、南側および北側構面の剛性と強度の確保に留意する。

自然の地形を活かした傾斜地に太陽光発電システムを設置する場合、敷地内の勾配が同 一でないため、アレイのバリエーションが多くなりやすい。この場合、全ての架台架構につ いて構造計算を行うことが望ましいが、できない場合には架台の架構特性(傾斜角度、柱ス パン、部材の長さなど)を考慮した上で、全ての架台の安全性が確認できる代表的な架台を 選定して構造計算を行う。

東西方向に傾斜している地盤面に設置されるアレイにおいては、アレイ面が南北方向だ けでなく、東西方向に傾斜していることが多い。その場合、東西方向への風圧荷重が大きく なり、積雪時にはグライド現象やクリープ現象も起こりうるので、南側および北側構面(東 西方向の荷重を負担する構面)の剛性と強度の確保についても留意して設計する必要がある。