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中国初の砂漠地帯での超高圧送電プロジェクトが着工

投稿日:2023-06-15
中国初の砂漠、ゴビ砂漠の風力発電・太陽光発電基地からの電力を外部に送電する超高圧プロジェクト、国家電網の寧夏~湖南±800kV超高圧直流送電プロジェクトが11日に着工しました。

中国初の砂漠、ゴビ砂漠の風力発電・太陽光発電基地からの電力を外部に送電する超高圧プロジェクト、国家電網の寧夏~湖南±800kV超高圧直流送電プロジェクトが11日に着工しました。

 このプロジェクトは、中国北部最大級の砂漠であるテングリ砂漠の端にある寧夏回族自治区の中衛市から出発し、甘粛、陝西、重慶、湖北の4省・市を経て、最終的に中国中部の湖南省に達するもので、送電線の総延長は1634キロメートルです。このプロジェクトでは、寧夏回族自治区と湖南省にそれぞれ2つのコンバーターステーションを建設し、送電容量は800万キロワット、投資額は281億元(約5486億円)で、2025年の完成・稼働を目指しています。

太陽光発電



 中国国家電網寧夏電力有限公司開発部の項麗副部長は、「寧夏から湖南への超高圧プロジェクトは、寧夏の砂漠ゴビ基地にアクセスし、太陽光発電900万キロワット、風力発電400万キロワット、石炭発電464万キロワットで、そのうち新エネルギー電力が50%以上を占めることになる」と紹介しました。

 プロジェクト完成後は、毎年360億キロワット時以上の電力を寧夏から湖南に供給することができ、二酸化炭素排出量を1600万トン以上削減し、湖南の中長期の電力需給バランスを実現できるということです。